『死の海 中河原海岸水難事故と漂泊の亡霊たち』感想集
『死の海』の感想を集めました。
Amazonのレビュー。かめっくさん、gattopardoさん ありがとうございます。
ついで読書メーターのレビュー。ねこやさん、パット長月さん、akaponさん、風鈴さん、ありがとうございます
書評サイトHONZで書評家の東えりかさん。ありがとうございます。
端座サトさんのnoteのレビュー。ありがとうございます。
登場人物の一人・大川吉崇さんのブログです。お世話になりました
ブログ 又人にかけ抜かれけり秋の暮 ありがとうございます。
ブクログのレビュー。ykikuchiさんありがとうございます。
シミルボン 鈴木力さんの感想。ありがとうございます。
TwitterやInstagramでもたくさん取り上げていただいております。ありがとうございます。そちらはまたの機会に。
先週の土曜日、9月21日。ラジオで取り上げていただきました
大野勢太郎の楽園ラジオ〜パワー全開!!〜 FM NACK5 79.5MHz エフエムナックファイブ
楽園ブックのコーナーで「あまり知られていない」おすすめの本ということで取り上げていただきました。ありがとうございます。
死の海 「中河原海岸水難事故」と漂泊の亡霊たち 引用・参考文献
本記事は洋泉社から発売中の拙著「死の海」の主要な引用・参考文献リストです。本とは順番が違うのと、若干増えています。全部ではありませんがコメントもつけました。Amazonのリンクも(Amazonにあるものは)張りました。
※
長年の愛読書にして、非常に迂遠ながら『死の海』にもこの本と同じ調べが響いているといいなと思います。
赤坂憲雄「ゴジラはなぜ皇居を踏めないか」(『映画宝島 怪獣学・入門!』所収) も。別冊宝島は同世代はみんな読んでた気がする(大げさかも)。
朝里樹『日本現代怪異事典』(笠間書院)
最近、副読本も出版されました。 渋谷七人ミサキの多重性が気になっています。
中井英夫論が読めます。創元ライブラリには「中井英夫全集」があります。
飯倉義之「<霊>は清かに見えねども」一柳廣孝・編著『オカルトの帝国 1970年代の日本を読む』( 青弓社) 所収
飯倉の近著、「怪人熊楠、妖怪を語る」が面白そう。
石月静恵『女性教員の要求と運動』(大月書店「戦後社会運動史論」所収 )
井筒俊彦はずっと崇拝している。岩波文庫で次々と文庫化されていて大変嬉しい。
沖田瑞穂『怖い女 怪談、ホラー、都市伝説の女の神話学』(原書房)
ありそうでなかった「女の神話学」。古今東西まさに縦横に論じています。必携。新刊「世界の神話」も必読でしょう。
桶谷秀昭『昭和精神史 戦後篇』(文春文庫)
桶谷先生の旧仮名遣いは背筋を正して読みなさいと叱られているような気がします。
笠井潔の矢吹駆シリーズをまだ読んでいないあなたは幸いである。
20年以上前に書かれた『ユートピアの冒険』みたいな状況論も多分今読んでも実はいくつもの示唆があるのではないかと思います。再刊されるといいのに。けれどもまずは矢吹シリーズの続きを。
金菱 清(ゼミナール)『呼び覚まされる 霊性の震災学 』(新曜社)
友人の新聞記者が拙著を手にとって曰く「震災後の気仙沼を取材中、霊の話をたくさん聞いた」。
4年前に読んだこの本を時々取り出してパラパラ眺めている。関係ないけれど、岸政彦成分が数滴あれば映画「スーパー8」は傑作になっていたかもしれないとか適当なことを言ってみる。
蓮尾直美『学級の社会学 これからの組織経営のために』ナカニシヤ出版
林香里『〈オンナ・コドモ〉のジャーナリズム』岩波書店
この本はすごく刺激を与えられました。
こちらは直接の関わりはないけれども頭の片隅にあった。衝撃作だが多くの人に読んでほしい。
カイヨワを扱ったテレビに西谷修が出ていてあっと思った。『死の海』の戦争について書いている私の拙い筆は間違いなく影響を受けている。
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」(初期型第三次稿、新潮文庫『ポラーノの広場』所収)
ウンベルト・エコ 『論文作法 調査・研究・執筆の技術と手順』(而立書房)
テーマは細かければ細かいほど良いのだ。
E・H・ノーマン『クリオの顔』(岩波文庫)
H・P・ラヴクラフト「文学と超自然的恐怖」(全集 国書刊行会)
精選版がiPhoneアプリであるのでスマホに入れて普段使いです。便利です。
※
地元三重県の文献。
佐々木仁三郎『三重県戦後教育秘誌』
竹田友三『1955年7月日津市橋北中学校女生徒水難事件の回顧と今日』
堀川美哉「津市の思出」
西口嘉雄『水難日程誌』
以上4点は個人の実名の元に記された重要文献であり、本書執筆にあたり(その行間も含め)大きな示唆を得ました。
次に公的な地元の文献、そして資料。
津平和のための戦争展実行委員会 編『津の戦災 記録と回想』
津市史編纂委員会 『津市市政施行100周年記念誌』
津市史編纂委員会「津市史」
『名古屋大空襲』(毎日新聞社 )
「100周年記念誌」とは異なり「津市史」には公的な記録として事故の記載はきちんとあります。しかし三重県教育委員会が編纂した広辞苑サイズの三巻本「三重県教育史」には本文中に記載なく編集後記で一言触れているのみ。こうした一種の空虚が本書を書かせたようにも思われる所です。戦災に関する資料は多数。
伊東令『はまかぜに~ ある戦後 音楽教育者から受け継ぐもの』(レーヴック)
こちらは事故後に橋北中学校に赴任した音楽教師の息子が書いたもの。全体の中で事故の影が父の教員人生に影を落としたことが読み取れますが、著者自身は直接の関係はなく、伝聞が多いです。
女性自身
衆参両議院議事録
三重県議会議事録
津市議会議事録
※
旭正嗣監督『デッド・ウォーター』(インターフィルム販売・DVD)
ネタバレになるので書けないが一捻りあります。
以上ですがもしかするとまた追加するかもしれません。
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『死の海』(洋泉社)後藤宏行・著
8月7日発売! https://amzn.to/2lC0vF1 昭和30年三重県津市で36名の女子中学生が亡くなった中河原海岸水難事故をめぐる幻想と現実を描く'幽霊狩り'。TV放送時に加え追加調査記録一部始終。#中河原海岸水難事故 #三重県 #津市 #ダークサイドミステリー #超常ファイル
心を込めて書きました。よろしくお願い申し上げます。
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お待たせしました。2019年8月7日 洋泉社より発売です。
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心を込めて書きました。よろしくお願い申し上げます。
中河原海岸水難事故について8月2日再放送
ちょっと厭な追記:鹿の首
あの次の日くらいから相棒の調子が良くない。獣医にかかっているが原因が特定出来ない。
まだ若い、健康だけが取り柄なくらいの元気な犬なのだが、突然どうしたことか………。
そういうわけでその後の様子はまだ見に行っておりません。
グロ注意:水中の鹿の首
三重県某所の溜池にて。
魚はいるのかな。軽い気持ちで取水の櫓から水面をひょいと覗き込んでギョッ。
水中から恨めしげに見つめ返す瞳。
首に白いロープを巻かれ沈められた鹿の亡骸であった。
驚いたが、もう一度覗き込んで撮影。
鹿猟に携わる友人にこれはどういう意味があるのかとたずねるも、殺した直後に捌く際に沈めたりはするが、前脚の後ろがないじゃん肉ないじゃんと笑われた。
じゃあ何だと思う?
さあ、呪いかな?
冗談は困る。三重県の様々なことに詳しくいつも調査を助けてくれる別の友人に画像を送ると
「呪術でしょこれ⁉︎ キモっ」
角もないしトロフィー目的に保存しているようにも見えない。では何か。
田んぼに流す水に栄養がいきわたるように? まさか。
上記友人は
「こんな町に近いところで黒魔術師が集まるなんて………」
と大変嬉しそう。
よくわからないのでご存知の方がいらしたらご教示いただけると嬉しいです。